503 :名無しさん@おーぷん 2017/06/25(日) 09:58:35 ID:udZ
お母さん。
小学校入学前の冬、高熱を出してしまい、つらくて泣いていたら母は鬱陶しく思ったのか私を下着だけにして寝室の押入れに閉じ込めた。ごめんなさい、許してください、出してくださいと何度も叫んだが意味もなく。気がついたら眠っていた。
目が覚めて、そっと扉を開けたら薄っすらと外は明るくなっていて、母は押入れのすぐ横に布団を敷いて眠っていた。
そんな時間に1人起きていることが特別に感じられて少しドキドキしながら母を起こさないように抜け出して、窓の外を見ると雪が降っていた。
きれいだなあと思ってしばらく見つめていた。雪国の山の中に建つ家で、早朝ともなれば人どころか車通りもなくて本当に静かだった。一人ぼっちだなあと思った。寂しくて寂しくてしょうがない気持ちになり、母のほうに振り向いたけれど親は頭まで布団をかぶっていて寝顔も見えない。
私に気づいて、一緒に寝ようと言ってくれないかなあと思ってしばらく待った。母が寝返りをうった時、起きたらまた叩かれるのではないか、それとも布団に招き入れてくれるかと、不安と期待でまたドキドキしたけど、母は目覚めなかった。
私は諦めて、ちゃんと敷かれていた自分の子供用の冷たい布団に潜り込んで1人で眠った。
母は、私の落書き帳の最後のあたりのページに「◯◯、ごめんね」と書いていたけど、私は気づかないふりをした。