マスター


846 :おさかなくわえた名無しさん 2013/01/08(火) 19:39:42 ID:mmAXIIhj
近所に個人経営の小さな喫茶店があって、マスターは味のあるおじさん。
なんとなくそこに一人で立ち寄ったときに客が自分だけでマスターと沢山話して割と仲良くなった。
店内の雰囲気も好きで、また来たいと思うようになった。

三度目にそこに行った日、客がひとりいた。その人は常連で同じ大学の学生らしい。
私はこの頃バイトをしていない貧乏学生で、ここは飲み物一杯600円以上、でも店には通いたかったので
300円ほどの安いパンだけを頼み、それを食べながらその子と雑談していると、マスターから

「前もそれだけ頼んだけど、ここにそれだけを頼む人なんていないよ。
お金ないなら仕方ないと思うけど、この前は札出しただろ?
そんな根性してる人はこの店には来ない。その行為は店を侮辱している。
この前は君ひとりしかいなかったから言わなかったけど、
なあ○○(常連の子)くん、こんな人いないよなあ?」

と言われ、指摘されたことに顔が熱くなるほど恥ずかしくなった。
ちなみに千円札を出したのは、当時500円玉貯金を始めた頃だったから。
○○くんは「まあ、そっすね、あんまりいないっすね」と一言。
私はそのあと紅茶を一杯頼み、そそくさと店を出た。
あれ以来あの店には行ってない。



243 :名無しさん@おーぷん 2015/02/21(土) 16:54:52 ID:yRN
料理が美味しいと噂を聞いていた喫茶店へ行った時の事。
昭和の創業で半世紀近く営業していることから、
店内は木やレンガで作られたとてもレトロ感のあるお店。
優しそうなマスターとかわいい女の子の店員(二十歳前後かな?)が1人。
私がお店に入ると先客が2人ほど。
ランチを注文し待っていると、次から次へとお客さんが入りてんてこまいになった。
マスターが店員さんへ声を掛けるが、
「ほらお客さん来たよ!」「○名様にお水!」「そんなの(先客のお皿等片づけ)いいからあっち!!」
「早くしろよ~!」「いいからこれ早く運んで!」「何やってんだよまったく…(ため息)」
などなど…
お客さんが増えるに連れマスターの声が怒声に変わっていった。
店員さんも一生懸命動いているんだけど、怒鳴られるから余計テンパってたんだと思う。
むしろ一人で接客したりお皿下げたり料理運んだりレジしたり頑張ってた。
で、トドメの一言がカウンター内で調理してたマスターから漏れた。
「ほんとダメな女だねぇまったく…(深いため息)」
目玉ポーンどころじゃなくてこっちが代わりに怒鳴り返したいぐらいだった。
料理は確かに美味しかったけど、怒鳴り声を聞きながらでは美味しさが半減。むしろマイナス。
とにかく居た堪れなかった。
お客が多くいる店内でよく怒鳴れるもんだなと…
そんなマスターの神経が全くわからん。
二度と行かない。

ちなみに、友達に愚痴ったらそのお店の事知ってて、
友達もマスターの怒鳴り声にげんなりして二度と行ってないらしい。
離れるお客がいても半世紀近く営業してるんだから、
やっぱり味がいいからなんだろうね…

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