概念


250 :名無しさん@おーぷん 2016/11/21(月) 12:15:40 ID:0RL
ある日、中途入社したAという社員とエレベーターで二人きりになった。
俺はAを三ヶ月ほど指導した過去があり、黙っているのもおかしいので
「久しぶり、最近どう?」と声をかけた。
Aは「まあぼちぼち」みたいな返事をしたと思う。よく覚えていない。
時間にして1分なかったと思う。俺の方が先に降りた。
その日の昼、食堂で弁当食ってたらAが寄ってきた。
俺の弁当をジロジロ見て、「それだけですか?」というような意味のことをグチャグチャ言い
「小遣いろくにもらってないんでしょう」と言い放った。
カチンときたが周囲に人が山ほどいるし声を荒げるのもあれなんで
「普通だよ。給料の1割くらい」と言い弁当を食べ続けようとした。
Aはやたらでかい声で
「1割!9割を女に搾取されてるんだ!やっぱり結婚なんかするもんじゃね~な!」と言った。
わけがわからんので無視していたら
隣で食ってたB(俺と1つ違い、既婚)が
「いや待て、9割を女が搾取って、まさか30万もらったとして3万こいつ、27万を嫁さんが小遣いにしてると思ってるのか?」
Aは「は?」みたいな顔でニヤニヤしていた。
Bが「だから、27万は家計だろ?嫁さんの小遣いも含まれるだろうけど、大方は生活費だろ?
家賃とか食費とか光熱費とか通信料とか保険料とか、子供の学費になるだろ?」
と言ってもAはニヤニヤ。
俺はもう口はさむ隙なかったんで、そのまま弁当続行。
食い終えてお茶飲む頃になってもまだやってた。
Bは「27万のうち9割は家計であって家族のために使う金だ」と説明し、Aが「??」の繰り返し。
そのうちB以外のC,Dも見かねたらしく参加して「だから家計ってのは~!」とヒートアップしていた。
しかし傍で見ていて思ったがAには家計という概念がそもそもない&B達の話をハナから聞く気がなかった。
Aは最終的に「ま、そうやって自分を騙してりゃいいんじゃないですかっ」
と言い去っていった。
B達は脱力していた。
ちなみに俺はエレベーターの中で金の話なんて一切してないし、「嫁」「小遣い」ってワードも出していない。
なぜAがつっかかってきたのか全くの謎。
Aだってかつて子供だっただろうに、自分の食費や学費はどこから出てると思ってたのだろうか。
そしてAの母親はそんなに金遣いが荒かったのか。
たとえそうだとしてもなぜ俺に言うのか、俺の何が気にさわったのかわけがわからん。



1 :名無しさん@おーぷん 2018/02/12(月) 10:00:39 ID:euw
丸5年を迎えて6年目

得たもの
?お金
?鬱病完治
?美人と結婚(2回目)
?副業する時間的余裕
?クソ上司の居ない仕事環境(いるけど)
?軽い腰痛

失ったもの
?土日休みという概念
?ボーナスという概念
?社会的地位という概念
?金融的信用という概念

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