父親

273: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/02/25(月) 13:52:01.48
俺が社会人になって、結婚して、子供が出来ても、親父との関係はあまり変わらなかった。
孫の世話を焼きたがる親父がうっとおしくて、親父がいないのを確認してから実家に行ったりもしてた。
たまに顔を合わせると、俺が始めたフットサルのことや昔から好きだった車のことなんかの話を振ってきたけど、やっぱり毎回同じ質問ばかり。
ケチにも磨きがかかりお袋が苦労してたこともあって、本当にうんざりだった。

そんな親父が入院してからは、あっという間だった。
さほど悲しくない自分にも驚かなかったし、淡々と事を済ませた。

納骨が済んでしばらくしてから、親父の私物を整理しに行った。
親父が経営してた小さい会社はたたむことになっていた。
結構な量の私物があったけど、ケチな人だったから特に大事そうな物もなくて。

机の引き出しに入っていたA6のノートが何冊かあった。
その内の一つを手にとって中を見てみた。
俺のことが書かれていた。手紙なんかではなく、本当にただのメモ。
“フットサルは五人でやる”
“ぴぼは攻めの選手”
“○○(俺の子供の名前)は今年で5歳、さくら2組、先生の名前は今度聞くこと”
“○○はイチゴが好き、柿は嫌いだから勧めないこと”
こんなのばっかりギッシリと書かれてた。

帰り際古くからの従業員に言われた。
「社長が言ってました。俺は親父が早くに死んだからどんなのがいい父親かわからないんだよなって。」
細かくメモしても結局覚えられず仕舞いだった親父がおかしくて、俺に責められたことを一生懸命直そうと努力してた親父が悲しくて、とにかく泣いた。

もし、親との関係で若い頃のわだかりを残している人がいたら言いたい。
憎んだり嫌ったりしたままでは切ないよ。
俺がそれを理解出来る前に、もう親父はいなくなっちまった。
ジーンとくる話とは違うかもしれないな。スレチだったらごめん。


33: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/10/30(水) 12:17:28.94
タイムリーだけど俺の親父が55で昨日亡くなった
熱があるから病院へ行ったら敗血症で入院になり
抗生剤の点滴で一時の改善が見られたが
程なくして呼吸が止まって人工呼吸器を付けるも
2時間で心停止になり蘇生行為も実らず他界した
一昨日入院してから24時間位の出来事だった
母親はかなり参ってる様子
死亡確認の時には置いてかないでとか
年末に生まれる孫を見ないで行っちゃダメとか号泣してた
俺も不意に涙がでて止まらない事がある

人がいない時に休みながら2chを見ると少しは気が紛れる
喪主として俺がしっかりしていかないとな…

57: 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/03/26(水) 00:26:52
嫁の父親が、我が家の電話ではなく、嫁の携帯に頻繁に電話をかけてきている。
嫁になぜか聞くと、「子供と話したいのでしょ?」と言うが、それだけではないと思う。
嫁とも話ししたいのだと思う。そんなに、寂しくて自分の子供としゃべりたいのなら、
結婚させないで、ずっと自分のそばに置いておけばいいではないか!!
ほぼ、毎日嫁の携帯にかかってきている。
いつも、ものすごく気分が悪い。この気持ちわかる人いますか?
この嫁の父親の撃退法をおしえてください。

159: 名無しさん@お腹いっぱい。 2011/11/14(月) 14:45:47.86
今は中3の長女が小学校に上がる前の話

我が家の入るマンションは都営住宅が並ぶ団地と
道路を隔てたところにある。
団地には公園があって、うちの子供も毎日そこへ
遊びに行っていた。

嫁に言わせるとある日から小学校2~3年ぐらいと
幼稚園と思われる姉妹が遊びに来るようになった。
物怖じしない性格の長女は姉妹が気になったのか、
ガンガン話しかけたらしい。

姉妹の妹は長女と同じ年だったから次第に仲良くなったが、
姉の方は全く打ち解けなかったらしい。
嫁が道路ですれ違い、声をかけても無視されたと言っていた。

そんなある土曜日、嫁は幼稚園の謝恩会の打合せだと
朝から不在、子供を遊ばせ、テレビを見ていると
ピンポ~ンとチャイムが鳴った。

子供が出てみるとなにやら話し声。
出てみるとその姉妹だった。
うちの長女がいきなりこう聞いてきた
「パパ、ランドセルってどこに売ってるの?」と。

そりゃ、デパートとかさそういうところだよと
答えると姉妹に「デパートだって」と伝えた。
何の話だ?と聞くと姉妹の妹が再来週には
小学校入学なのにランドセルが無いのだそうだ。
それを親に話したら、買って来いといわれ、
3万円を渡されたそうだ。

これから二人で行くのか?とオレが聞くと
二人で黙ってコクリとうなずいた。
ちょっと待てよ、小学校入学なんて一大事を
姉妹二人で何とかしろなんて・・・と思いが沸き起こり、
おじさんがついていこうか?と聞いた。
すると我が家の長女がそれが良いよと言い出した。
姉妹の姉は大丈夫です、二人で行けますというが、
3万円握り締めているのを見たら、もう切なかった。

結局、我が家の子供二人と姉妹を連れて、
近所のイトー○ー○ドーへ。

赤いランドセルを購入し、
帰りにマックへ行ったが、
姉妹の姉を一度もニコリともしなかった。

家へ戻ると最後に小さな声で「ありがとうございました」と
言って、走り去っていった。


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